日記・覚書き・構想・予定  備  考
 3月 3日(木) 学校保健委員会・学級PTA
     2日(水)
     1日(火)
 2月28日(月)  職員研修で報告し合う「CRT分析」の用紙作成に本日取りかかり、9割5分仕上げる。
 1年担任のため、国語と算数のみでOK。
 以下に、原文を掲載する。ただし、部分的に○・□・△に変えてある箇所も
ある。

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国 語

(誤答傾向)

【登場人物の読み取り】
16(3) 誤答 ○名中○名(△,□)

 ○○を ○○していったのは だれですか。
   □ A   □ B    □ C

* 「それから、○○を ○○して,いいました。」は主語のない文である。
  この文を使って,「罫線部分の述語」に対応する主語を指摘する問題が  作られている。
  その文内とすぐ近くの行に主語がないので,指摘するのが難しかったの  ではないか。

(対応策)

○ 「主語のない文」のときは,次のようにして,その文内の主語は特定・推 測できることを知らせる。
 (1)その文の少し前から見つける。
 (2)少し前にもなかったら,もう少し前まで見る。
 (3)もし見つかったら,それが主語。
    複数ある場合は,最初から関連箇所まで読んでいき,推測していく。
 (4)時々,主語が後から出てくる場合もあることを知らせる。
○ 日常的指導で,誰が言っている・している文なのかを考えながら読み進 めていくよう指導する。
  また,「○○と言っているのは誰ですか」とか「○○しているのは,誰です か」など主語を特定する発問をし,正しく読めているかどうかを評価・診断す る読解指導を行う。

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(誤答傾向)

【内容の聞き取り】

1(3) 誤答 ○名中○名(□,□,□,□) 

 「○○。」と ○○したのは,なぜですか。
  ひとつ見つけて,□の中に○をかきなさい。
  □ ・・・・・・・・・から
  □ ・・・・・・・・・から
  □ ・・・・・・・・・・・から 

* 話の中に出てくる単なる事柄と問う問題ではなく,登場人物がそういう  言動をするに至った原因を問う問題だったので,難しかったのではないか 。

(対応策)

○ 「読み聞かせ」のときなどを利用して,「聞き取る」練習を行う。そして,例 えば,次のような問いかけをして,「聞き取る」訓練をしたり,「聞き取る活  動」に慣れさせたりして,「聞き取る」力をつけていく。
 
 (1)誰々が出てきましたか。
 (2)場所はどこですか。
 (3)いつの話ですか。
 (4)○○は,何をしましたか。
    三つ言いなさい。
 (5)○○したのは,どうしてですか。
 (6)○○のあと,どうしましたか。どうなりましたか。
  
  以上のように,設定(登場人物,場 所・時間等)や登場人物の言動を問 う 質問をしたり,話の展開や登場人物の心情や言動の背景について問う 質問をしたりする。

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算 数

(誤答傾向)


【序数・後ろから何番目】
32(2) 誤答 ○名中○名

 こどもが10人ならんでいます。○○○さんはまえから5ばんめです。□の中にあてはまるかずをかきなさい。

(1)○○○さんのまえに こどもは□にんいます。
(2)○○○さんは うしろから□ばんめです。

*(2)の問題は,次のような考え方をして間違ったのではないか。
 
    全部で10人いて,○○○さんは前から5番目である。
    ○○○さんは,後ろから何番目なのか。
    全部で10人いて前から5番目だから,後ろからは,5番目になるので   はないか。
    
   このように、単純に考えて(「10−5=5」と計算して)答えを出したので  はないか。

(対応策)

○ 左記のような問題の場合は,実際に○を10個書かせて考えさせたい。
  例えば次のような作業指示や発問,助言をしてである。

助言 頭で考えるだけでは,難しかったり,間違ったりする場合があります。
説明 そこで○を書いて考えます。
発問 10人いますから,○を何個書けばいいですか。 (10個)
発問 なつこさんは前から何番目ですか。(5番目)
指示 五つ目の○の上に「なつこ」と書きなさい。
指示 この図をもとにして(1)(2)の問題を考えなさい。

  このように,図を書いて考える「よさ」や「便利さ」を実感させたい。

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 国語二つと算数一つを掲載した。
 個人的に工夫したのは、次の二つ。
 
(1) 「なぜ間違えてしまったのか」という原因の分析・想定を書いたこと
(2) 具体的に何をすればよいのか、という授業行為レベルの対応策を書い  たこと
   27日(日)  「劇的!!大改造ビフォアーアフター」という番組がある。
 住むのに困難や障害を抱える家を、「匠(たくみ)」と言われる人が安心して住めるような家にリフォームしていく、そういう番組である。
 私は以前から、「この番組は『道徳の授業』に使える」と思っている。というのも、「匠」の心遣い・心配りが番組の随所で現れているからである。
 昨日、次のような条件を持つ家が登場した。

  1 多くの段差があり、足の悪いおばあちゃんにとってはつらく、けがをい   つしてもいいぐらい家である。

  2 祖父母・父母・子どもの三世代での住んでいるが、三世代で住むには   大変窮な家で、例えば食事のときなど移動するのも大変である。

  3 隣にビルがあり、家の日当たりが大変悪い。

  4 家の中には、背の低いおばあちゃんにとっては、「大変なところ」が至   るところにある。例えば、台所の上部にある棚は高すぎて、物を取るの   に毎日苦労する。また、クリーニングを扱う店の店舗は、やはりおばあ    ちゃんにとって、つくりが高すぎる。

  5 その他諸々家族にとって、特におばあちゃんにとっては大変住みにく   く悪条件を多く持つ家である。

 このような悪条件を持つ家を、「匠」が見事なまでにリフォームしていくので
ある。「見事なまで」というより、「感動的なまでにリフォームしていく」と言ったたほうが適当かもしれない。
 「匠」は家族一人一人のことを考え、様々な工夫を凝らしていく。
 「このおばあちゃんにとって、ここはこのようにしたらよい。このようなつくりにした方が、毎日より安全で快適で過ごせるだろう。喜ぶだろう」などと考えながら、限られた予算・条件の中で、様々な工夫を凝らしていくのである。
 私が「感動した」のは、一人一人のことを考えたこの「気配り」が、具体的な形になっていることだ。それも「心憎いばかりの気配り」である。「ここまで考えるのか」と思わんばかりの「心配り・気配り」である。
 先々のことまで考えた・一人一人のことを考えた・一人一人のことを思いやった「リフォーム」が家の至るところに具現化されている。「具体的な形」として現れている。そこに私は「感動した」のである。
 依頼主である家族は、匠の施したこの「気配り・心配り・思いやり」に直に触れ、感激する。そして、涙する。
 それを見た視聴者も感動し、ときに涙するのである。その一人が私なのである。
 
 以上、述べてきたことが「道徳の授業で使える」と思った理由である。
 
 ちなみに、道徳の学習指導案・ボランティア学習の学習指導案で、かつてこれに類することを書いたことがあった。
 これは、明日以降の日記に回す。
   26日(土)  朝から少し体がだるかった。
 そこで熱を計ると、「36度8分」あった。その後、計ると「37度3分」まで上がっていた。少し風邪を引いたようである。
 布団でしばらく寝ることにした。
 その後、かぜ薬を飲み、夕方もう1度熱を計ったら、「36度6分」まで下がっていた。
 風邪を引いた原因について、昨日寒い中電車を待ち、飲み会終了後、ダッシュで駅まで走ったことがたたったかなどと考えたりした。
 しかし、体の調子が大分戻った。
 やはり、寝て体を休めるのが1番だ。 
   25日(金)  本日、MZ氏、U氏、私三人で飲み会をした。
 場所は中央駅近く「つば八」である。
 
 東市来駅を6時48分発。中央駅には、7時15分頃着いた。
 まず腹ごしらえと、「餃子の王将」で天津飯を喰った。
 その後、アミュプラザ4階の紀伊国屋書店により、約1時間立ち読みした。
 8時30分頃、MZ氏から携帯に「参加できます」との電話あり。
 そこで、居酒屋に向かうことにした。

 9時前に「つぼ八」に入る。すると、元同僚とバッタリ会う。奄美時代の同僚である。席も隣で、本当に奇遇であった。
 9時30分すぎMZ氏到着。
 その後、二人で飲み食いしながら、教育の話に花を咲かせた。
 10時15分頃、U氏到着。その後、三人で約1時間20分程飲み語らった。
 話の内容は、「教材の話」「運動論の話」「英会話の話」「総合的な学習の時間の話」と様々であった。
 もう少し語りたかったが、11時50分の終電の関係で11時40分にお開き。その後、私はダッシュで駅へと向かった。
   24日(木)  「看護休暇」というものがある。最近できた制度である。
 最高5日間取ることができる。
 子どもが病気になったり、病院に連れて行ったりするときに、所属長(学校長)に申請し、「特別休暇」として取ることのできるものだ。
 本日、2時間「看護休暇」を取った。二女を病院に連れて行くためである。
 インフルエンザの検査、血液検査、レントゲンまでし、結果は「気管支炎」で
あった。
 結果を聞いて、「病院に連れて行ってよかった」と思った。
 診察前にお医者さんから言われたことがある。
 「熱が出てから3、4日以内には連れて来てください」ということ。
 
 今回の件で、子どもが熱が出た場合はできるだけ早く病院に連れて行くようにしなければいけないと、肝に銘じた。
 もう一つ、車で走って5分以内のところにある病院は、午前・午後とも外来の受付をしており、5時半まで来院が可能であることが分かった。
 午後の3時以降もやっているので、病院に行くのに融通が利くことが分かり、よかった。
 
   23日(水)  毎学期、「学級経営反省」なるものを出すようになっている。
 今学期、私は以下のような反省を記述して出した。
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(すなおな子)
 ○ 学級活動や道徳の時間,朝の会等で,問題場面について話し合い,「  どう行動するのがいいか」を考えさせ,適切な行動の仕方が身に付くよう  指導した。(廊下歩行, 登下校,友だちへの話し方等)

(考える子)
 ○ 以下のねらいで,パソコンやインターネットを活用した授業を3学期もた   くさん行った。
  (1)基礎・基本の定着・習熟
  (2)学習意欲を高める,学習への参加意欲を高める
  (3)パソコンの操作力,パソコの活用能力を高める。
 ○ 子供達が日記を書き続ける意欲を持ち,文章力が高まるようにコメント  の書き方を工夫したり,ポイント制を設けたりした。

(考える子)
 ○ 子供達を向上させる・意欲的にするための手だて・方針を立て実践し   た。
  (1)「進歩・上達」のための道筋・方法を子供達にも自覚させる。
  (2)「成功体験」をたくさんさせることで,「成就感・達成感」を持たせ,自     信を持たせる。
  (3)また,自分の「成長・進歩、上達」を自覚させることで,「さらにがんば    ろう」「伸びよう」という意欲を持たせる。

(がんばる子)
 ○ できるだけ子どもたちの力だけ で1日の学校生活が送れるよう(自立  的・自治的生活),以下のことを継続指導してきた・
  (1)このとき何をするか。
  (2)こうなったときどうするか
   22日(火)  同じサークルの波戸氏から紹介していただいた次の情報教育関係のサイトは大変優れものである。

  「ネット社会の歩き方」
 

 このサイトは、独立行政法人・情報処理振興機構(IPA)、財団法人コンピュータ教育開発センター(CEC)が実施したEスクエアー・プロジェクトで開発されたものである。
 このサイトを開発した趣旨を次のように言う。
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  インターネットで広がる世界、そこがネット社会です。便利なサービス、世 界中の人々とのコミュニケーションなど、魅力がいっぱいの新しい社会。
  しかし残念ながら、そこでは危険なこともあります。安全で快適に過ごす  ためには、注意も必要です。
 
  「ネット社会の歩き方」は、日常の社会生活の常識に、ネット社会の常識 をプラスして、トラブルをさけ、安全に過ごすための考え方やノウハウを学ぶ 場所です。
  学校や家庭で、先生や保護者の方々が子どもと一緒に使っていただける 学習教材をたくさん用意しました。多くの子どもたちがネット社会の過ごし方 を学び、やがて住みよいネット社会を築く賢い市民に育つことを 願ってい ます。              
                        「ネット社会の歩き方」検討委員会
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 つまり、このサイトは「ネット社会をより安全に過ごしていけるようにする」ために開発されたサイトである。そのために、「知っておいた方がよいこと」「学んでおいた方がよいこと」が電子紙芝居+フラッシュサイトで学習できるようになっている。
 例えば、学習ユニットとして次のものがある。

  インターネットで情報発信
  
   6 ネットでの悪口は要注意
   7 ネットでの悪口が罪になる
  11 個人情報は公開しない

  インターネットでコミュニケーション

  25 チャットの危険性
  28 他人になりすまして

 また、キーワード別にも各学習ユニットにいくことができる。
 例えば、「悪徳商法」の危険性や被害について学習させたいと思ったら、
以下のようなキーワード一覧のページがあるので、ここからクリックすることで、関係の学習サイトに行くことができるのである。
  
  キーワード一覧

   悪徳商法、悪質商法、アダルトサイト、違法商品・・・・・
  コンピューターウイルス、音楽著作権、ダイヤルQ”・・・・・・・・・

   
 来年度、本校は情報モラル教育関係の時数を低学年1時間、中学年2時間、高学年2時間位置づけた。
 上の学習サイトを有効に活用していきたい。
 
   21日(月)  人間は「忘れる」動物である。
 「これをやりたい」「これはやる必要がある」と思っても、時間の経過とともに
そのことは「忘れ」てしまう。頭から離れてしまう。
 「これは、自分にとって必要なことだ。」「これはやる価値がある。」
 そう思っても、時間がたったら、飛んでしまう。

 この事態をどうかしたいと思い、昨日から次のことを行っている。

   一太郎のファイルの中に「覚書き」というコーナーを設けた。

 つまり、一太郎の文書の中に、そのときそのとき「思い浮かんだ」やってみる必要のあること・やる価値のあることを、種類を問わず、どんどん書き込んでいくのである。
 ということで、昨日書いた「覚書き」を以下に掲載する。

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仕事術・時間管理術・習慣・デスクワーク管理術

1 私の整理術は怪しい。
  いつの間にやら,「あれはどこにやった」ということになるのである。
  例えば,「書籍購入を記したノート」を探すことなどである。
  このための整理術をマスターし,工夫ができるようにしたい。

2 時間管理の本を読む。
  最近読んだ本は次の二つ。
  「24時間の使い方」
  「時間の使い方のうまい人・へたな人」
  (なぜか「仕事がうまくいく人」の習慣)
  実践・アウトプットできるよう,まとめたい。そして,見えるところに掲示した い。

3 澤口俊之氏の「幼児教育と脳」をまとめたい。
  「教育とは,どのような人間を育てることを目標とすればいいのか」それを 脳科学の観点から主張しているからである。まとめたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ このような具合である。
 そこで、この「思いつき」を実行し、続けていくために、次のことを考えた。
 
   1日5分でも10分でも、上の「覚書き」を書いていく・考えていくための
  時間をつくる。
   20日(日)  私の勤務する学校では、週1回「コミュニケーションタイム」というのがある。
 水曜日の8時35〜45分の10分間である。
 この10分間の使い方・行い方は担任に任されているが、来年度はその指導計画を作ろうということになった。
「キッチリ指導計画を立てる」という発想で「作る」のではなく、「何かいいネタはないか」「どのような活動があるのか」などと辞書的に「見たり、参考にしたりできる」という、いわば「使える」指導計画を作ろうということになった。
 その作る役が私になったのである。(「私になった」というより、「私がしましょうか」と申し出た、という方が正確である。)

 この時間でどのような力をつけるか。
 主に「発言する・発表する・声に出して意志を伝える」などの音声言語に関わるものの力をつける、ということで確認した。
 国語の領域で言うと、「話す・聞く」領域、目標に出てくる文言で言うと「伝え合う力」に当たるものである。

 わずか10分とは言え、今年度様々なことをやってきている。

 1 「です・ます」など文末をはっきりと言い切る練習
 2 箇条書き的に発表・スピーチするする練習
 3 理由つきで発表・スピーチする練習
 4 資料を示しながら、自分の考えを説明する練習
 5 一つのモノ・資料を見てたくさんの気づき・考えを発表する練習
 6 一つの言葉からたくさんんのことを想像・連想する練習
 7 たくさん質問する練習
 8 討論する練習(自分の論の主張、相手への反論)
 9 音読練習
 (1)声の大小(大きくも、小さくも読める)
 (2)声の強弱
 (3)読むスピード
 (4)声の調子を変える
 (5)はっきり、正確に
10 あいさつ・返事の練習
11 コミュニケーションゲーム
12 英会話
13 声の大きく出す練習、発声練習
14 お礼の手紙を書く
15 その他もろもろ

 全部書き出せば、30は軽く超えると思うが、ここでは記さない。
 さて、「コミュニケーションタイム」の指導計画、次のようなコンセプトで考えている。

 1 低学年・中学年・高学年用と三つを作る。
 2 各学期を「前半・中盤・後半」の三つに分け、1年間を九つに分けた計画
  を作る。
 3 次の三つの内容がある計画を作る。
  (1)つける力
  (2)活動内容
  (3)そのためのネタ
 4 今のところ「音声言語:その他」の割合は「85:15」

 例えば、どのようなものができそうか、以下に記す。

 1 つける力
   「です・ます」など文末まではっきり言い切る力
 2 活動内容
   簡単な質問に答えたり、ゲームをしたりして「です・ます」まではっきり言  い切る練習をする。
 3 そのためのネタ
   「あ」のつく言葉さがし
   「こわいといえば」
   「あまいと言えば」
 4 実際
   「あ」のつく言葉をノートに五つ以上書きなさい。
   例えば「ありです。」と、「です」をつけて、大きな声で発表しなさい。


 1 つける力
   箇条書き的に分かりやすく発表・スピーチできる力
 2 活動内容
   次のように、箇条書き的に発表する練習をする。

    ・・・・・を三つ紹介します。
    一つ目は、・・・・・・・です。
    二つ目は、・・・・・・・・です。
    三つ目は、・・・・・・・・です。
 3 そのためのネタ 
   以下のように数を指定して発表させる。

   ○○を三つ紹介してください。

 4 実際 
   好きな食べ物を三つ紹介してください。
   ○○さんのいいところを三つ紹介してください。
   自分の好きなことを三つ紹介してください。
   自分の自慢を三つ紹介してください。
   学校のいいところを三つ紹介してください。

  * 上にわけまで言わせると、わけを言う練習にもなる。

 今からこのような書き出し作業をしながら、作っていきたい。 
 実際のネタは次のコンセプトで考えていきたい。

  1 繰り返し、練習量の確保
  2 楽しい活動やゲームを通して
  3 身近な話題・モノ、タイムリーな話題・モノ
  4 実際のコミュニケーションを通して
   19日(土)  教育・学習という営みは、ある観点から述べると次の通りとなる。

  知的側面(獲得される学習内容)
  情意的側面(感情、意志)

 昨日の日記で述べた内容は、教育・学習の知的側面のものである。
 今日述べるものは、「情意的側面」の内容である。
 つまり、「学習への意欲・学習に取り組んでいく意志」に関わるものである。

 これも、「町教育研究大会」の発表からの転載である。
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 「学ぶ力」とは?

  @ 「学びたい」という意欲(学習へのエネルギー:やる気)
  A 「学び」を支える知識・技能(推進する道具・武器)

 
「学ぶ意欲」を育てるには・・・・・
  「わかる・できる」などの成功体験、「力がつく・伸びる」などの向上的変容
                      ↓ 連続的に保障
   「力がついている」「進歩・上達している」「成長している」ことを自覚
                      ↓ 
              「学習への自信・自分への自信」
                      ↓
               「学ぶ意欲」が出てくる・高まる


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 学習において「やる気」は大事である。
 「やる気」を引き出し、高めることで、「学習内容の習得」はより促進される。
脳科学的にも証明されていることである。
 「やる気」は「学習意欲」と言い換えることもできる。この学習意欲を引き出はす・高めるためには、どのようなことが必要か、と考えてまとめたのが上の図である。
 「学習意欲」を引き出し・高めるために、

   「どのようなコンセプトの学習が必要か」
   「子どもにどのような学習体験をさせたらよいか」
   「そして、どのような認識をさせたらよいのか」

こう考えて導き出したキーワードが上の図のキーワードである。
 「学習」によってしか、本当の意味の「学習意欲」「学習へのやる気」「学ぶ力」は育てることはできないのである。
 そして、その始まりはやはり「わかる・できる」である。
 「知識・技能の獲得」これがやはり大事である。
 
 さらに言えば、継続した学習によって「知識・技能の獲得」が豊富になされることで、「思考・判断する」ための前提となる力もつき、それを用いて「問題解決・表現」できる力もついていくのである。

 学習への好循環のつくる「始まり」は「知識・技能の獲得」であり、その好循環を円滑にするエネルギーは「やる気・学習意欲」である。
 その「やる気・学習意欲」を引き出し・高めるためのキーワードが、先に述べた「成功体験」「向上的変容」、「進歩・上達、成長の自覚」「学習への自信、自分への自信」「知的成就感・達成感・満足感」なのである。  
   18日(金)  教育や学習を「脳科学」の観点から考える。
 いつも私の問題意識にあることである。
 
 8月28日に「町教育研究大会」というのがあった。
 その中で私はパネラーとなり、本校の「学力向上の取り組み」について発表した。その中で一部、「脳科学」の観点からの内容も盛り込んだ。
 以下に掲載する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【【学力形成と問題解決までのプロセス】

 わかる・できる→身に付ける→活用する・組み合わせる →解決・表現
(知識・技能の獲得)→(習熟・定着)→(思考・判断)    →(解決・表現)
 
 
 刺激ーーーーーーーーーーーーーー→脳ーーーーーーーーーーー出力

情報のインプット・・・・・・・・・・記録・保存:処理・表現・・・・・・・アウトプット
(入力)                                 (出力)
[知識・技能の獲得→保持・記録]→[思考・判断]→[問題解決・表現]

 ◎「思考力」「判断力」=身に付けた知識(蓄積された「情報」)や技能を
                目的に合わせて(ある目的のために)
                組み合わせ活用(操作)できる力


【「わかる・できる」と「習熟・定着する」の関係】

 「習熟・定着する」とは
   学習を繰り返す(反復)によって、「短期記憶」が「長期記憶」になること

  (短期記憶)−−−−−−−−−−−−−−−−−→(長期記憶)
    海馬                               大脳皮質
  「わかる・できる」−−−−−−繰り返しーーーーー→習熟・・定着
      ↓                               ↓
 知識・技能の獲得・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・知識・技能の保持
                                 (使える知識・技能へ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 上の図からも分かるように、「学力形成」の始まりは「知識・情報」のインプットなのである。いわゆる「知識・理解」が、学習の1番の基盤なのである。
 これなしには、いかなる学力の形成も果しえない。
 「基盤学力」として「知識理解」。とても大事である。
   17日(木)  昨日、「副読本」を使った道徳授業をやった。
 資料名は「おじさんのてがみ」。内容項目は「公徳心」である。「学研」の副読本である。
 私は、ノンフィクション資料や映像資料を使ってよく道徳の授業をする。
 また、学級生活に関わる話題・諸問題を扱って授業をすることもある。、
 そして、この「副読本」を使って授業をすることもよくあり、これがなかなか面白いのである。
 つまり、「副読本」を授業で「どう使う」「どう料理して使う」、これがなかなか
面白いのである。
 ちなみに、私の「副読本」を使い方は、いわゆる「基本型」と言われるものではない。
 授業のねらいによって、意図によって、授業の組み立てによって、学級の必要・実態によって、そのときどきで1番自分がいいと思う使い方で「使う」のである。
 以下に昨日やった授業の流れを示す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 資料「おじさんのてがみ」は、電車での子どもたちの「マナーのよさ」に感じ入ったある中年紳士が、その学校の子どもたち宛にその旨を書いた手紙によって構成されている。
 全面この紳士の手紙によって構成されている。

 1ページ目に「スーツ姿の紳士」の絵が載っている。
 まず言う。

  説明 80ページにおじさんの絵が載っていますね。
  指示 そのおじさんを指差しなさい。

  発問 このおじさんを一目見て、どんなおじさんに感じましたか。
  指示 「・・・・・・なおじさんと感じました」と答えてもらおう。

 列指名で答えてもらう。
 子どもたちから出た考えは、次の通り。

  ◇ やさしそうなおじさん
  ◇ 親切そうなおじさん
  ◇ ニコニコしているおじさん

 そこで言う。

  説明 このおじさんが、手紙を書いたんだよ。
      ある小学校の子どもたち宛にね。
      どんな手紙かな?
      読んでみるよ。

 以下に原文を示す。
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    おじさんのてがみ

 みなさん、こんにちは。
 わたしは、、このあいだの えんそくのとき、
みなさんと おなじ でんしゃに のって いた おじさんです。
 おじさんは、こどもがだいすきです。でも、みなさんが のって
きたとき、(いやだな。)と おもいました。それは、こどもたちが
でんしゃの なかで、いつも おおさわぎするからです。(さあ、
これから うるさく なるぞ。)と おもって、めを つぶりました。
 ところが、いつまで たっても さわがしく なりません。
 ふしぎにおもって、おじさんが そっと めを あけてみると、
みなさんが ずらりと ならんで たって いました。みんな
にこにこ、うれしそうです。でんしゃが ゆれても、みなさんは
あしを ふんばり、くちを くちを むすんで いましたね。
 さっきまで、いやだなと おもって いた おじさんは、じぶんが
はずかしくなりました。
 五つめの えきに つくと、みなさんは しずかに おりて
いきました。でんしゃに のって いる ひとたちは、みなさんが
おりるのを にこにこして みおくりました。
 おじさんは、その ひ 一にち、なんとなく ゆかいでした。
そんな きもちに させて くれた みなさん、どうも ありがとう。
                               おじさんより
 ひがししょうがっこうの みなさんへ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 読み上げ後、言う。

  発問 この手紙は、誰が書いたものですか。
   ◇ おじさん

  指示 誰に出した手紙ですか。
  指示 見つけて指差しなさい。
   ◇ ひがししょうがっこうの みなさん(子どもたち)

  説明 おじさんは、子どもたちの電車での「行い」に感心して、この手紙を     よこしたのですね。
  発問 「おじさんが感心した子どもたちの行い」って、どんなことでしょう。
  指示 手紙から見つけて線を引きなさい。

 この後、子どもたちはめいめいに線を引いていった。
 1分後、発表させた。
 子どもたちの指摘した箇所は次の通りである。

  ・ みなさんが ずらりと ならんで たって いました。
  ・ あしを ふんばり、くちを むすんで いましたね。
  ・ 五つめの えきにつくと、みなさんは しずかに おりて いきました。

 以上の箇所を、理由付きで発表させた。つまり、「どうしておじさんは感心したのか」という理由を添えて発表させた。
 この後、次のように言った。

  発問 逆に、電車の中で迷惑になるのは、どういう行いですか。
  指示 実際やってみましょう。
      では、いくよ。用意、始め!

 子どもたちは席を離れて、めいめいに「迷惑になる」行いをやっていった。
 次の通りの行いである。

  ・ 走り回る。
  ・ いろんなものを蹴る。
  ・ ワイワイ騒ぎ立てる。
 
 この後、一人一人にさせ、なぜ迷惑になるか理由まで言わせた。
 そして、また再度全員で「迷惑になる」行いをさせた。今度は全員一緒の行いである。次の通りである。

  指示 では、全員で迷惑になる行いをします。
      まず、電車の中を「走り回る、走り回る」。用意、始め!
  
   (子どもたちは、教室中を自由に走り回る。その後言う。)

  指示 ところが、ひがししょうがっこうの子どもたちは、

      「ずらりとならんでたっていました。」

   (この言葉で、子どもたちはサッと一列に並び、静かにした)

 同様に、「ワイワイ騒ぎ立てる」「いろいろなものを蹴る」などをさせ、その後
ひがししょうがっこうの子どもたちの行い「あしをふんばり、くちをむすんでいました」「五つめのえきにつくと、みなさんはしずかにおりていきました」を読み上げ、その通りのことをさせた。

 この後、言った。

  説明 今、みなさんがやったような行いに、おじさんはすごく感心して、う
     れしくなって、手紙を書いたのですね。

 この後、続くが、それは明日以降の日記で
 
   16日(水)
 「聞く力」は,全ての学習のベースである。
 教師の発した言葉・級友の発した言葉を「聞き取る」ことができなければ、学習には参加できない。
 これから行う学習活動について「聞き取る」,学習中教師に発した・級友の発した言葉について「聞き取る」,このことができなければ学習活動を行うことができない。
 以上の意味で、「聞く力」は全ての学習のベースである。
 「聞く力」は,ある観点から分類すると次の四つに大別される。

  1 指示されたことを「聞き取る」力
  2 話の内容について「聞き取る」力
  3 インタビューしたことを「聞き取る」力
  4 言葉という記号について整合性のある解釈しながら「聞き取る」力

 上の1〜4はどれも大事な力だが,その中でベースになるのは,1と2である。
 1と2はそれぞれの言い換えれば,次のことができる力である。
 
  1 指示されたことを「聞き取る」力

    学習中,指示されたことについて,「こういうことを,このようにやるんだな,これだけやる    んだな」などと聞き取るのことのできる力

  2 話の内容について「聞き取る」力

    学習中,教師あるいは同じ学習者が話したことについて,「このことについて話しているん  だな」,「このことを 言いたいんだな」,「このような情報を伝えたいんだな」などと,話につい  てのテーマ・主張・ポイントとなる情報について「聞き取る」力

 1がなすべき学習活動について「聞き取る」力だとすれば,2は「学習内容に関わる情報」について「聞き取る」力である。
 1が動的なものだとすれば,2は静的なものと言える。
 1が「何をするのか」を聞き取る力であり,2は「何についてか,何のことか」を聞き取る力である。

 子どもたちに「聞く力」をつけていくには,まず上の二つの力をつける指導を普段からしていくことである。
 ちなみに,脳科学的には,「聞く力」は次のように言い換えることができる。(私の仮説である)

   「聴覚情報」を,脳内にインプット・入力し,短期記憶として一時的に記録・保持することがで
  きる。

 脳内に短期記憶として入力・記録・保持するには,まず「聴覚情報」のそれぞれの種類に合わせた「聞き取り方」ことができるようにならなければならない。それぞれの種類の「聴覚情報」に合わせた「聞き取り方」ができるようになれば、インプット・入力(記録・保持)ができるようになるのである。
 その種類というのが,例えば上に書いた1と2である。

 だから,「聞く力」をつけていくには,「聴覚情報」にはどんな種類のものがあるか(どんな種類に分類するか),そしてそれに合わせた「聞き取り方」をどのような学習で身につけさせていくか,これを考えて行っていけばよいのである。
 以下に,本日私が行った「聞き取り方」の練習(というより指導であるが)を紹介する。
 いつでも,どこでもできる取り組みである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 1 どんな種類の「聴覚情報」→学習活動を行うための教師の作業指示
 2 どんな方法・学習で→教師の指示内容を復唱させる。
 3 この方法・学習ができる前提→日頃から教師の発する作業指示が端的で明快である。
 4 この学習の効果→(1)教師の作業指示をしっかりと(集中して,正確に)聞き取ることがで                  きるようになる。 
               (2)望ましい「学習習慣」をつくることができる。(学力をつける・学習へ                 の構えをつくる)
 5 実際

  * 次の指示をした後,子どもたちに突然言った。

     「教科書80ページを開けたら,前を向きなさい。」

  「今,先生何て言ったでしょう?」

  全員を指名して,言わせる。

   「教科書80ページを開けたら,全員立ちなさい。」
   「教科書80ページを開いた人は,先生の顔を見なさい。」
   「教科書80ページを開いたら,・・・・・・・・・・。」

  子どもたち一人一人の言葉に教師は短く評定する。
  評定の基準は,一言一句その通り言っているかである。

   「半分合っている」
   「少しだけ違う」 
   「おしい!」

  評定後,次のように言う。

   「もう一度言います。
    『教科書80ページを開けたら,前を向きなさい。』」

  再度言わせる。
  今度は,ほとんどの子が言えるようになる。
  その都度称賛する。
  そして,言う。

   「先生は意味があって,今の指示をしたのです。
    先生が言ったことをそのまま言えるぐらいにようく聞いている人は,聞く力もつき,うんと
    賢くなります。」

  このようにして,教師の作業指示をいくつか復唱させていく。
  例えば次のような指示である。

   「一行あけて,『赤ちゃんのちがい』と書きなさい。」
   「Bまでやったら,ノートを持ってきます。」

  そうすると,「聞く力」「聞く構え」ができ,望ましい学習習慣と学習行為が身につく。
  学習への構えもでき,学習効果も上がる。

 「作業指示を聞き取る力」は,普段学習していく上で,効果のある学習を成立させていく上で
一番ベースとなる力である。
 しかし,このような力をつけていく前提,さらに言えばこのような力をつける指導をしていける前提は,平素から「端的で明快な指示」をして授業を行っている,といことである。
 つまり,子どもたちの「聞く力」は,教師の「授業力」と比例して高まっていくのである。 
   15日(火)  1年国語で「アルバムをつく」という単元がある。
 次のことをやっていく単元である。

   自分の成長が分かる「アルバム」を作る

 家から「思い出の写真や品物」を持ち寄り、それに文章を加えてアルバムを作っていくのである。
 小さい頃のエピソード等は、両親に聞いて文章化していく。
 生まれてから今に至るまでの「成長の様子」をアルバムにまとめ、「成長のアルバムを作る」、こういう単元である。

 本日「学級だより」が完成したが、このことに関わる「保護者へのお願い」がその内容である。
 以下に掲載する。

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===================== 
 お願い「国語・アルバムをつくろう」の件で
=====================

◇ 保護者の皆様に「お願い」があります。
  来週から国語で「アルバムをつくろう」という学習が始まり,次のことをして いきます。

【「アルバム」完成まで】
 
 1 小さい頃からの「写真」や「思い出の品物」(0歳〜今に至るまで)を集め  る。
 2 そのときの様子(写真や思い出の品物のことについて)を家の人にたず  ねて,文章を書く。
 3 1,2をもとにして,「成長のアルバム」を作る。
 (1)「写真や絵+文章」で1ページ
 (2)小さい頃から順に並べる。
 (3)お父さんやお母さんから一言(我が子への願いや思い等)
 (4)表紙や裏表紙も工夫する。

  自分の成長が分かる「手作りのアルバムを作っていく」,こういうわけです。
◇ そこで,保護者の皆様へ「お願い」です。次の「お願い」です。 

1 お子さんと一緒に「思い出の写真」を選び,学校に持たせていただけない でしょうか。
  詳しくは上に書いた通りです。
  2月23日(水)までに持たせてください。

2 「思い出の品物」がもしあれば,持たせられるものだったら持たせていた だけないでしょうか。もし無理であれば,デジカメで撮っていただければあ  りがたいです。デジカメはお貸しします。   
  「思い出の品物」がない場合はよろしいです。

3 アルバムの最後に「両親から」というコーナーを設けます。
  そこに,我が子への「思い」や「願い」等を書いていただけないでしょうか。
  この詳細については後日お知らせします。

◇ 上に書いた「写真」「思い出の品物」については,次のように考えていま  す。

【写 真】
 1 そのまま使っていい写真は,そのまま貼りつけて「アルバム」に使う。
 2 返さないといけない写真は,担任がデジカメに撮ってから返す。
   デジカメで撮った画像を「アルバム作り」に使う。
 3 数は5〜10枚程度を目安にする。
   ただ,学校に持たせる段階では,たくさんあればあるほどよい。その中  から選んでいく。
 4 内容は,赤ちゃんの頃,1・2歳の頃,3・4歳の頃,保育園・幼稚園の頃  ,小学1年生に
  なってからと,できるだけそれぞれの年代のものがあるとよい。

【思い出の品物】
 1「思い出の品物」はいったん学校に持たせる。(例:小さい頃の洋服やくつ,おもちゃなど)
   担任がデジカメで撮り,その後家庭へ返す。
 2 学校に持ってくるのが難しい物は,デジカメで撮る。(そのときは学校の  デジカメをお貸しします。)
 3 数は問わない。1つでも2つでも,それ以上でもよい。

◇ いつまでもいつまでも「宝物」として残しておけるような,また「1年生なり  に手作りで思い出のアルバムを作ったんだ」という,そのときの「学級生  活の1ページ」が刻んでおけるような,そんな 「アルバム」を作りたいと思  っています。
◇ ご協力をお願いします。
   14日(月)  三笠書房の「知的生きかた文庫」をよく買う。
 つい先日も、3冊購入した。
 以下の本である。

  「24時間の使い方」(桑名一央著)
  「時間の使い方のうまい人・へたな人」(斉藤茂太著)
  「食べ物のメリット・デメリット早かり事典」(川嶋昭司・能宗久美子著)

 「時間管理」の本と「食と健康」に関わる本である。
 さて、以下に書くことは、本の内容についてではない。
 「出版社の使命」ということについてである。
 上の文庫本の著者紹介の後に、次のことが書かれていた。

   『知的生きかた文庫』の刊行にあたって

  この「刊行にあって」を読んで、いたく感じ入った。
  というのも、「出版」ということの、「本を刊行する」ということの社会的な使命が書かれていたからである。
 「出版社の方は、このような使命を持って、出版物を刊行しているのか」と、感じ入ったのである。
  以下に掲載する。
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 「人生、いかに生きるか」は、われわれにとって永遠の命題である。自分を大切にし、人間らしく生きよう、生きがいのある一生をおくろうとする者が、必ず心をくだく問題である。
 小社はこれまで、古今東西の人生哲学の名著を数多く発掘し、出版し、幸いにして好評を博してきた。創立以来五十余年の星霜を重ねることができたのも、一に読者の私どもへの厚い支援のたまものである。
 このような無量の声援に対し、いよいよ出版人としての責務と使命を痛感し
さらに多くの読者の要望と期待にこたえられるよう、ここに「知的生きかた文庫」を発刊するに至った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(途中略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 本文庫は、読者の教養・知的成長に資するとともに、ビジネスや日常生活の現場で自己実現できるよう、手助けするものである。そして、そのためのゆたかな情報と資料を提供し、読者とともに考え、現在から未来を生きる勇気・自信を培おうとするものである。また、日々の暮らしに添える一服の清涼剤として、読者本来の楽しみをl充分に味わっていただけるものも用意した。
 良心的な企画・編集を第一に、本文庫を読者とともにあたたく、また厳しく育ててゆきたいと思う。そして、これから真剣に生きる人々の心の殿堂として発展、大成することを期したい。
 1984年10月1日
                             刊行者 押鐘富士夫

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   13日(日)  「情報モラル」という言葉が教育界で使われるようになったのは、いつ頃からであろうか。
 以来、「情報モラル」の授業・教育の必要性が説かれるようになった。
 文部科学省は「学校における情報化」で、「情報教育」を次のように位置づけている。
  
   「情報化に対応する教育」あるいは「教育の情報化」の目的は、@子ど
  もたちの情報活用能力の育成、すなわち体系的な「情報教育」の実   施に加え、A各教科等の目標を達成する際に効果的に情報機器を   活用することを含む・・・。

   初等中等教育における「情報教育」は、・・「生きる力」の重要な要素と   して、・・・・教育活動全体を通じて、「情報活用の実践力」「情報の科   学的な理解」「情報社会に参画する態度」の三要素から構成される「  情報活用能力」をバランス良く、総合的に育成することを目標としている。


 このことから、「情報教育」の目的・目標を次のように設定できる。

  ◎ 目 標 「情報活用能力」を育成する。
   
    (1) 情報活用の実践力
      @ 課題や目的に応じて情報手段を適切に活用する。
      A 情報を収集・判断・表現・処理する。
      B 受け手の状況などを踏まえて発信・伝達できる。
    (2) 情報の科学的な理解
      @ 情報手段の特性の理解
      A 情報を適切に扱い、情報活用評価・改善するための基礎的な
       理論や方法の理解
    (3) 情報社会に参画する態度
      @ 情報や情報技術が果している役割や及ぼしている影響の理解
       し、
      A 情報モラルの必要性や情報に対する責任について考え、
      B 望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度 

 この中で、「情報モラル」に関わるものは、(3)の「情報社会に参画する態度」である。「望ましい情報化社会の創造に参画しようとする態度を養う」教育の一つとして、「情報モラル」は扱われるのである。 
 (3)の「情報社会に参画する態度」の項では、次の内容の学習をする必要性を説いている。(下記は、私・徳田が、(3)の項を読み、箇条書きに整理したものである。)

  情報化が生活に及ぼす「光」(プラス)と「影」(マイナス)の影響
   
   (1) 生活の利便性の向上、産業の効率化・生産性の向上
   (2) 情報の信頼性や信憑性の問題
        誤った情報、偏った情報、伝達される過程で損なわれる情報
       作為的に加工された情報
   (3) 個人情報や著作権の保護、コンピュータの犯罪
   (4) 実体験の欠乏と対人関係の変化、健康問題など
  
  情報の「送り手」と「受け手」として伴ってくる問題・課題

   (1) モラル・マナーの問題、情報に対する責任、与える影響
   (2) 問題への対処の仕方
    

 
 さて、ここから先は「身近な話題」へ移る。
 私の勤務する学校では、「情報教育」の中で「情報モラル」に関わる学習がしっかり文言化されてなかった。つまり、具体的な「学習内容」が指導計画に
書かれていなかった。
 そこで、今回私がその係を引き受け、「情報モラル」に関わる指導計画を作ることのなった。
 以上の経過があって、文部科学省が出した答申を長々と引用し、学習する必要のある事柄を整理してきたのである。

 これから、上に書いてきたことを受けて、どう指導計画を立てるか、である
 今のところ、次の三つの視点から指導計画を立てようと思っている。

   1 「送り手」としての「モラル・マナー、責任」の問題と、その対処の仕方
   2 「受け手」として関わってくる「情報被害」の問題と、その対処の仕方
   3 情報化に伴うプラス面・マイナス面
   12日(土)  昨日の算数の続き。
 「答えが同じになるひき算」の式づくりである。

 最終的に子どもたちだけで「式づくり」ができるよう、つまり「一人立ち」できるよう、次の配列で式づくりの練習をさせた。

  1 @〜Dまで、教師の指示に従って式づくりをさせていく。
  2 @だけ教師の指示で式づくりをさせ、A〜Dは子どもたちに任せる。
  3 @〜D全てを子どもたちに任せる。
    ただし、@の式だけは確認する。

 実際には次の通りの流れである。

  指示 新しいページに下じきを入れます。

 (望ましい学習行為(学習習慣)の指示である。
  私はよく、このような「学習行為の指示」から授業や次の学習活動を始め  ることがある。他にも次の指示がある。
   「教科書を『両手に持って』起立!」
   「『天使のわっか』で鉛筆を持った人から練習開始です。」
  このことについても、後日述べたい。研究に値する事柄である。

  指示 一マス開けて、「こたえが7になるひきざん」と書きます。

 全員書いたのを確認後、次の指示。

  指示 1行開けて。@ABCDと縦に、ズらーッとDまで書きます。

 同様に全員が書けたのを確認後、次の指示。

  発問 答えが7になるひき算。
       (板書) @ 10−□=7
      「10ひくいくら」で7になりますか。
  指示 式を書きなさい。
      「書けたら、書けました」です。

   ★ 指名をして、「10−3=7」であることを確認。

  発問 Aにはどういう式を書けばいいですか。
  助言 「10から1増えていくら」「3から1増えていくら」、「答えは7」
     と考えて書きましょう。
  指示 書けた人は、起立。

   ★ 式を確認して次へ。

  発問 次、できそうですか。(全員が「ハイ!」の返事。)
  指示 「書けた人は、起立しましょう。」

   ★ 式を確認して次へ。
   ★ このようにしてDまで確認しながら進んだ。
     式が合っていたら、一つ一つ○をさせた。
     子どもたちのノートは次のようになっている。

       こたえが7になるひきざん
   
       @ 10−3=7
       A 11−4=7
       B 12−5=7
       C 13−5=7
       D 14−6=7

 以上が「一人立ち」へのステップ1である。
 「教師の指示と確認」で作業が進んでいく。
 
 次がステップ2である。
 まず次の指示。

   指示 新しいページに下じきを入れます。
   指示 ノートに「こたえが6になるひきざん」と書きます。

  ちなみに、ここまで全て聴写によるノート作業である。

   発問 次、1行開けて何を書きますか。

  子どもたちは、「@ABCDの番号」と答える。
  私は「ハイ、書きなさい」と言う。
  全員が書いたのを確認後、言う。

   発問 次。@のひき算は、「何ひく」ですか。

  子どもたちは「10ひく」と答える。

   指示 では、「10−いくら=7」の式を書きなさい。

  式を確認後、次のように話す。

   説明  「@ 10−3=7」の後、ABCDの式は書けますか。

  全員が「書ける」と返事。そこで言う。

   指示 では、書きなさい。

  この指示で全員が書き始める。
  途中言う。

   指示 Dまで書けた人は立ちなさい。

  このようにして、ステップ2を進めていった。

  そして、次がステップ3である。

   指示 新しいページに下じきを入れます。
   指示 一マス開けて、「こたえが5になるひきざん」と書きなさい。

  この後言う。
  
    発問 この後、何をしていくか分かりますか。

  全員「わかる」と返事。
  そこで私は言う。

    指示 では、始めなさい。

  その後、教師は机間巡視をし、子どもたちの作業を見ていくのである。
  子どもたちのノートは、最終的に次のようになっていた。

     こたえが5になるひきざん

      @ 10−5=5
      A 11−6=5
      B 12−7=5
      C 13−8=5
      D 14−9=5   
   11日(金)  教科書に次の問題がある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  こたえが7になるひきざんを つくりましょう。

     □□−□=7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「2桁−1桁」で式をつくる問題である。
 テストでは,「答えが6になるひき算を三つ作りなさい」となっている。
 これをどう授業するかである。
 次のように行った。

 まず,下の式を黒板に書いた。

  @ 10−□=8

 そして,発問した。

  発問 □に入る数字は,何ですか?

 全員が「2」と回答。
 次に聞いた。

  発問 他に「答えが2になるひき算」は作れませんか?
  説明 ただし,ここは(□□)は10より大きい数です。

 思いついた子からどんどん言わせていった。
 その都度板書していった。
 黒板は次のようになっている。

  @ 10−2=8
  A 11−3=8
  B 12−4=8
  C 13−5=8
       6
  D 14−6=8
       7

 この後,式が正しいかどうかの確認である。
 次のように,「繰り下がりのあるひき算のやり方」を声に出させて確認した。

    11−3

  「10ひく3は,7」
  「7と1で,8」
  『ハイ,正解。』

 このようにして,Dまで確認していった。
 子どもたちは、声に出して言う中、二つ式がおかしいことに気づく。「13−5=8」と「14−6=8」である。
 次のようにして,その「おかしさ」に気づく。。

   13−4=

  「10ひく4は,6」
  「6と3で,9。アッ!8じゃない!」

 このようにして,上の二つの式は消去した。最終的に黒板は次の通りになっている。

  @ 10−2=8
  A 11−3=8
  B 12−4=8
  C 13−5=8
  D 14−6=8
  
 ここからが本番である。
 次のように言った。

  説明 五つの式をようく見ると,「きまり」をたくさん見つけることができます。 
  指示 縦に見たり,横に見たりして,「きまり」を発見しなさい。

 子どもたちから出た「考え」は次の通り。

 ◇ 「10,11,12,13,14」「2,3,4,5,6」と順番通りに並んでいる。
 ◇ ここが全部「1,1,1・・・」となっている。
 ◇ (「10−2」を指しながら)ここが「0,(1),2」と数が一つとびで並んで   いる。
    10 − 2=8
     0(1)2 ← 一つとびで並んでいる。
    11 − 3=8
     1(2)3 ← 一つとびで並んでいる。
    12 − 4=8
     2(3)4 ← 一つとびで並んでいる。
    13 − 5=8
     3(4)5 ← 一つとびで並んでいる。

 子どもたちの意見の後,私は言った。

  説明 こういう「きまり」もあります。
     (「10」と「11」を指しながら)10から11,いくつ増えましたか? (1)
     (「2」と「3」を指しながら)2から1,いくつ増えましたか?(1)

  ★ 同様にして,「11から12,3から4 , 12から13,4から5」の数の    増え方を聞き,どれも1増えていることを確認。

  説明 このように,ここ(ひかれる数)とここ(ひく数)を1ずつ増やしていく      と,答えが8になるひき算を作ることができます。
      すると,「14−6=8」の次は,どういうひき算ができるでしょう。
      14から1増えて「15」,6から1増えて「7」。「15−7=8」というひ     き算ができます。

  指示 全員起立。「15−7=8」の次は,どういうひき算ができますか。
     分かった人は,座りなさい。(全員座る)
  
  ★ この子が分かれば,みんな分かっているという子を指名する。(「16    −8」です。)

  説明 今やったやり方でやっていくと,答えが同じになるひき算をいくらで     も作ることがでできます。

 この後,「答えが6になるひき算」を作る練習をした。
 ここからは先は,明日以降の日記で。
   10日(木)  「風邪の予防」ネタの続きである。

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 【「効き目のあるうがい」ネタ】

 Q 昭和大学の有名な先生が「うがい」について次のように言っています。
  
      ○○○でうがいするのが、1番いい。

   何でうがいをするのが1番いいでしょう。


  A 昭和大学細菌学の島村忠勝教授は、次のように言います。
  
    『お茶』でうがいをするのが一番良いと思います。

   そして、ある実験をして、次のような結果が得られたそうです。
     
    「お茶入り」と「お茶無し」の2種類のシャーレでインフルエンザウィ   ルスを培養をした。
    すると、お茶を入れたシャーレのウィルスは絶滅。
    お茶なしのシャーレーはウイルスは繁殖した。 
   
   これにより、次のことが言えるのだそうです。
     お茶の渋みの成分カテキンに殺菌効果があるのです。 
     全てのインフルエンザウィルスに効果があります。

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 本日、授業用のパワーポイントが完成した。(と言っても、当日まで修正していくが・・・)
 画面の数は50枚以上。
 9割は画像である。
 放課後の時間を使って作成した。
    9日(水)  2月17日(木)に「かぜの予防」で参観授業をやる関係で、「風邪」に関わる情報・ネタをたくさん仕入れることができた。
 その中から二つ紹介する。
 当日、授業の中に組み込むネタである。

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【「手洗いの大切さ」を実感させるネタ】

 Q 「かぜ」を予防するには、いろいろな方法があります。
    次のうち、どの方法が1番効果的でしょうか。

    1 うがいをする。
    2 手洗いをする。
    3 保温をする。(体を冷やさない)
    4 換気を十分にする。
    5 栄養を十分に摂る。

 A 正解は、「2 手洗いをする」です。
   どれも大切なことですが、日本医師会の橋本氏は次のように言ってい   ます。
 
  
     もっとも重要なのは「手洗い」(日本医師会 橋本信也)

   かぜのウイルスが体の中に入る感染経路は大体3つあります。
  
  1つめは“飛まつ感染”です。かぜをひいた人が、せきやくしゃみをしたと  きに出るしぶきの中に含まれているウイルスがまき散らされて感染します 。しぶきは重みがあるので、大体1メートルくらいしか飛びません。
  2つめは“空気感染”です。ウイルスは非常に小さいので、空気中に舞  いますが、それを吸い込むことで感染します。
  3つめは“接触感染”です。せきやくしゃみをしたときにそこら中にウイル スが散らばります。その散らばったウイルスを人が触って、その手で顔を触 ると、鼻や口からウイルスが入ってきて、感染してしまいます。
  
  これら3つの感染経路のうち、かぜの場合は、約7割が接触感染だと言 われています。
  
  かぜを予防するには、手洗い、うがいをしましょうとよく言われますが、特 に手洗いは重要だということが言えます。
 「30秒くらい流水で洗う」と「ウイルスや細菌は完全に手から落ちる」 と言われています。石けんを使って良く洗い、使い捨てのペーパータオルな どでふくようにしましょう。

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 明日の日記で、「効き目のあるうがい」のネタを紹介する。
    8日(火)  本日「学級だより」が完成する。
 今週は、国語の「おみせやさんごっこをしよう」の紹介をすることにした。写真入りの紹介である。
 以下に、「学級だより」を掲載する。

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 【国語「おみせやさんごっこをしよう」】

◇ 国語で「おみせやさんごっこをしよう」という単元があります。
  次のことをしていく単元です。
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 1 何のお店屋さんになるか決める。
 2 そのお店屋にするにはどんなものが必要か,準備・用意するものを考え  る。
 (1)品物(カード)
 (2)店の看板
 (3)宣伝のチラシ
 (4)レジ
 (5)お金
 (4)PRする・売り込むための工夫をする
 (5)机・いす
 (6)洋服
 (7)その他
 3 店の準備をする。(上の(1)〜(7)を作ったり,用意したりする)
 4 「商売する」ための練習をする。
 (1)呼び出し(店に寄ってもうらうための)
 (2)売り込み(品物を買ってもらうための)
 (3)お客様とのやりとり(品物の紹介・宣伝,受け答え)
 (4)感謝・お礼(買っていただいた後の感謝の心を伝える)
 5 お店を開き,商売する。
  * 1年生から6年生まで
  * 学校の職員
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇ 「お店の主人になって店を開く」,そのために計画・準備・練習をする。そ ういう単元です。
  「お店のオープン」に向けて,子どもたちは様々なことを考え・計画し,準  備し,練習していきます。そして本番。この本番までに子どもたちは様々な 工夫を施すのです。
◇ 1年生の5名が,それぞれ「したい」と思った店は次の通りでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  ○○ ○○君  → おさかなやさん
  ○○ ○○さん → ぬいぐるみやさん
  ○○ ○○さん → ケーキやさん
  ○○ ○○君  → おかしやさん
  ○○ ○○さん → ケーキやさん
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  どの子も「目を輝かせながら」,上の店を希望しました。             店が決まったとき,私は,子どもたちに言いました。
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 2週間後に,お客さんを呼んでお店を開きます。
 君たちは,それぞれの店の「オーナー」であり,「社長」であり,「店員さん」です。
 たくさんのお客さんに来てもらえるよう,またたくさん品物を買ってもらえるよう,そしてお客さんに喜んでもらえるよう,今から準備をしていきましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  こう言って,上に書いた通りの準備が始めました。
  そのときの「様子」は,また別の日の「学級だより」で紹介します。

◇ 別紙に「お店オープン」当日の様子を写真で紹介します。
  他のクラスの子どもたちはもちろんのこと,皆田小の職員もかけつけてく れました。
  にぎやかな中「おみせさんごっこ」を行うことができました。
  どの子も満足,どの子も「楽しかった」と言っていました。 
    7日(月)  いろいろな研究会に参加し、思うことがある。
 それは、

   どうして、こうも話が「面白くないのか」「つまらないのか」「退屈なのか」

ということである。
 「研究発表」を聞いていて、「指導講話」を聞いていて、「指導・助言」を聞いていて、「講演」を聞いていて、思うことである。
 もちろん、全ての研究会においてではない。

 15分程度であれば何ということはないが、これ60分、90分となると本当に苦痛である。

 せっかくだからと思い、次のことを考えてみた。

   なぜ、こうも話が「面白くないのか」「つまらないのか」「退屈なのか」

 以下に「分析した」ことを列挙してみる。

  1 使用する言葉・語句が、「概念語」「決まり文句」ばかりである。
  2 話すときの「文体」が、例えば次のような言い方。

    ・・・・・・するところの、・・・・・が
    ・・・・・・についての・・・・・・・が

  3 平明な語り口ではない。
  4 「日常語」「生活語」をもとに、語ろうとするスタンスがない。
    つまり、分かりやすい言い方になっていない。
  5 「語りかける」「語る」という話し方になっていない。
  6 「具体と抽象」の適度の往復がない。
  7 エピソードや具体例がない。
  8 話に「内容」や「役立つ情報」がない。
  9 話をしているときの、1文が長い。
 10 「一文一義」「一節一話題」「一区切り一テーマ」で話していない。
 11 例えば「抽象(主張、言明)→具体(エピソード、証拠)→抽象(一般化)」
   このような論の進め方になっていない。
 12 論の進め方・話の進め方が、よく分からない。
 13 頭に残っていく・刻まれていく話になっていない。
    トピック、エピソードがない。
 14 聞いていて、「何について話していたのか」が分からなくなってくる。
 15 一文、一段落中の、言葉の使用の仕方、言葉の配列の仕方に問題あり
 16 主張点が何なのかよく分からない。
 17 次のことを自覚して話していない。
   @ 何の話題を言いたいのか
   A そこで何を主張し、訴えたいか
   B そのためにどういう具体例やエピソードを示し、どう語ればいいのか
   C 次の話題にいくときに、どう話を束ね、どういう言い方で次の話題に移     るか 
   D 各話題をどう配列するのか
   E 話の骨格、キーワード、キーセンテンスが「浮き立ってくる」ように話し    ているか 
   F 話題の「内容」として、「教育用語」や「抽象語」などは使ってもよい。
     しかし、話を進める際に使用する言葉はできるだけ「日常語」「生活用     語」などの平明な言葉を使っているか。
                    ↓
       分かりやすい、面白い、うなづける、肌身に感じる、身近に感じる
 18 論の進め方の型というのがいくつかある。例えば、次のような型を自覚    して話しているか。
   @ 話題(「このことを」あるいは「このことについて」話そうとしているので         すよ。→キーワード、キーセンテンス・トピックセンテンス)
   A 主張点(「こういうことを」言いたいのですよ
             →キーワード、キーセンテンス・トピックセンテンス)
   B 事例・エピソード、証拠(こういうことがあるのですよ)
   C 束ね・一般化(だから、「こういうこと」なんですよ)

 
 では、名人と言われている話し方はどうか。
 上とは全く逆の話し方で、また上の17・18を自覚し意識して話しているので
ある。
 だから、

   分かりやすく、面白く、役に立ち、
   うなづけ、肌身に感じ、身近に感じ、
   多くの勇気

がもらえるのである。
    6日(日)  2月4日(金)の日記の続き。
 私は書いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「まちづくり」とは、そこに住んでいる人たち・そこのまちに関係している人たちが、「自分たちのまちを、少しでもよりよいまちにしたい」と願って働きかける行為・営みの総体を言う。

   自分たちのまちに「プラスの状況がもたらしたい」。また現状が「プラスの方  向に向くよう働きかけたい」。

こう「願って」、行われる行為・営みが「まちづくり」である。
 さらに言えば、
 
  1 マイナスの状況を、プラスの状況に
  2 マイナスの状態だったものを、プラスの方向に
  3 現状に対し、「プラスの状況」を提供する
  4 マイナスの状況を取り払う・軽減する

こうなるように、様々な面に働きかけていく「行為・営み」を「まちづくり」と言う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「まちづくり」は、「自分たちのまちをよりよいものにしたい」という「願い」から始まる。
 「よりよいものに」、こう言うとき、「どういうことを目指して」ということになろうか。
 このことについて、私は、授業を拝見しながら「いくつかのポイント」が頭に浮かんできた。以下の通りである。

 【まちづくりの視点】

  1 安全(天災、人災、事故、危機管理等)
  2 快適(住みやすい、気持ちがいい等)
  3 利便(交通、生活の便利等)
  4 豊かさ(文化、娯楽、交流等)
  5 環境にやさしい(自然、動植物等)
  6 人にやさしい(福祉、健康等)
  7 その他

 安全ではなかったものを、安全なものに。あるいは、より安全なものに。
 快適ではなかったものを、快適なものに。あるいは、より快適なものに。
                     :
                     :

 以上のように、上の1〜7の面が、よりプラスの状態になるよう、プラスの方向に向くように働きかけるのが、「まちづくり」であると思う。

 以上のことからして、Y氏が授業した「川によるまちづくり」は、上の1〜7のどれに当たるのか、と考えてみたわけだ。

 おとといの日記で、私は次のように書いていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 Y氏の授業を見ながら、「地域素材の扱い方」「教材化の仕方」「料理の仕方」について多くのことが学べた。
 また、授業を拝見しながら、様々なアイデアが浮かび、また「私だったらこうするなあ」という授業についての構想も浮かび、多くが得られた1時間であった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 これは偽らざる気持ちである。
 Y氏の授業を拝見して、今回、上に書いた「まちづくりの視点」なるものを思いつくことができた。つまり、「着想」の機会が得られたのである。

 これだからこそ、「授業を見る」というのはいい。
 「授業論」「教材論」「子ども論」等々、もろもろのことについて「着想」「発想」「構想」する機会が本当に得られる。収穫がある。
 
 授業を提供していただき、上のような機会を与えていただいたY氏に深く感謝である。

(追)
 「まちづくり」の授業については、まだまだ「頭に浮かんだこと」がある。
 この日記で今後記していきたい。
    5日(土)  本日、定例の学習会。
 私は、以下の模擬授業をやった。

  「薩摩川内市のまちづくり〜川でまちづくり〜」

 昨日参観したY氏の授業の「代案授業」である。
 以下にそのときの「授業案」を掲載する。
 (模擬授業は、パワーポイントを使って進めていった。)

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  「薩摩川内市まちづくり」授業案(Y氏実践の代案)
                      2005年 2月5日(土) 徳田 洋広


1 「薩摩川内市の市章」に込められている「願い」を考える 

 (1)マークの予想

 ★ 「薩摩川内市の市章(マーク)」を提示する。

 発問 これ,何でしょう?

 説明 何かのマークです。
 発問 何のマークでしょう?

 ★ 途中次のようなヒントを言っていく。
   「どこかの市町村のマークです。」
   「最近新しくできた市です。市町村合併によってできた市です。」

 説明 学校にもマークがあるように,薩摩川内市にもマークがあります。
   これが,そのマークです。
 説明 市のマークのことを,「市章」と言います。
   「章」とは「しるし」と意味です。

(2)マークの意味の予想

 説明 「青い部分」と「緑の部分」があります。
 発問 それぞれ何を表しているでしょう?
 指示 近くの人と相談してごらんなさい。

 指示 では,発表してもらいます。
     「これは・・・・を表しています。理由は・・・・だからです。」と理由つきで    発表してもらいましょう。
    自由に前に出てどうぞ。

 説明 正解は,「川と緑」です。
 発問 では,どうして,「川と緑」をセットに,一緒にしたのでしょう。
 指示 ノートに理由を書きなさい。
   「・・・ではないか」あるいは「・・・したかったのではないか」と描きなさい。

 説明 実は,「川を緑でいっぱいにしたい」と思ったのです。
     「薩摩川内市のシンボル・象徴と言われている川を大切にしたい,そし    て緑でいっぱいの川にしたい,そういう町づくりをしたい」,どう思って,こ    のマークにしたのです。
     このマークには,そういう願いが込められているのです。
   
   * このときホームページに紹介されていた「市章」の意味も紹介した。

2 本時の大まかな「学習内容」を知る

 説明 今日は,「川でまちづくりをしたい」と考えている人たちの勉強をします。
     一体,「川でどんなまちづくりをしたい」と思っているのでしょうね。
     そのために,どんなことをしているのでしょうね。

3 「川によるまちづくり」の一端を知る   

(1)「川」の写真からまちづくりの一端(川を緑にする利点)を知る

 説明 写真を見せます。
 発問 これは,どこでしょう?
  ◇ 川の写真

 説明 しばらくすると,川がこうなりました。
 発問 どう変わったでしょう?
 指示 「前はこうだったけど,今はこうなった」と発表します。
 ★ 前に出せて説明or列指名
 説明 川が緑でいっぱいになっていますね。
 発問 「川が緑でいっぱいになる」ことで,どういう「いいことが」があるのでしょう?
 指示 ノートに1・・・,2・・・,3・・・・と箇条書きしなさい。
 ★ 列指名
  ◇
  ◇
  ◇ 
  ◇

 発問 この川は,自然とこうなったんでしょうか。
 指示 「そうだ」と思う人はノートに○,「いや,誰かが何かをした」と思う人は     ×を書きなさい。
 指示 手を挙げてもらいます。○だと思う人?×だと思う人?
 説明 正解は,×です。

(2)「川によるまちづくりをしている人たち」のことを知る

 説明 実は,ある人たちが,ある取り組みをしてこうなったのです。
 発問 どういう人たちだと思いますか。
 指示 近くの人と相談しなさい。

 指示 考えが浮かんだ人,起立!
 指示 「・・・・という人たちだと思います。・・・・と考えたからです。」と理由付き    で発表してくさい。

 ★ この後教師が説明する。
   次のことを説明する。
    1 団体名  2 どういう趣旨の(願いを持っている)団体か  
    3 何をする団体か

3 ゲストティーチャーの話を聞く。(川によるまちづくり)
  
 説明 実は,今日その団体の方をお呼びしています。
     では,どうぞ。(事前には伏せておく。)
     ○○の○○さんと言います。

説明 では,今から,○○さんたちは,「どんな願いを持って活動しているのか」    「普段かどういうことをやっているのか」,そして「川でまちづくりをすると,    どんないいことがあるのか・待っているのか」,そんなことをお話ししてい    ただきます。

説明 お話が終わった後,質問タイム・感想タイムもありますので,ようく聞いて   「ここはもっと知  りたいなあ」とか,「ここはよく分からなかったなあ」と    か,あるいは「これってすごいなあ」とか,後で言えるようにしておきましょ   う。

指示 では,○○さん,お願いします。

* この後、「薩摩川内市のホームページ」にある「河川情報」の様々なのサイ トを見せていった。(http://www.qsr.mlit.go.jp/sendai/)
  「川」に関わる情報・写真満載である。(これは、すごいサイトです。)

* 川内薩摩市の「市章」

   


【デザインの趣旨】

 薩摩川内市の「頭文字のS」と「川内川の形状」を組み合わせたデザインである。
「緑」は「田園と山々の自然のやすらぎ」を,「青」は「海,川,湖など水のうるおい」を表わす。

 広い面積を有する薩摩川内市が一体となって地域力・都市力を発揮し,明るい未来に向けて力強く躍動する姿を表現したものである。
 
    4日(金)  本日、鹿児島県小学校社会科研究会「川薩大会」に参加。
 県小社県大会への参加は、実に12年ぶりである。
 知人のY氏の研究授業があるので、参加を決めた次第。

 今回の授業は、「川で『まちづくりしよう・まちづくりに関わろう』としている人たち」にスポットを当てた学習。
 Y氏の授業を見ながら、「地域素材の扱い方」「教材化の仕方」「料理の仕方」について多くのことが学べた。
 また、授業を拝見しながら、様々なアイデアが浮かび、また「私だったらこうするなあ」という授業についての構想も浮かび、多くが得られた1時間であった。

 授業が終わってすぐに思ったことは、「これは、『まちづくり』の授業だなあ。」ということ。薩摩川内市は、「川でまちづくりをしている」ということが分かった。
 
 「川を大切にし、『川に何らかの働きかけをする』ことで、『よりよいまちづくりしよう』」。こう思って実際に取り組んでいる人たちが、薩摩川内市にはいる。
 このような人たちをお呼びし、その人たちから「まちづくり」について「学ぶ」。
自分たちの地元である薩摩川内市の「まちづくり」について学ぶ。
 これが、今回の授業の骨格ではなかったか、と思う。
 そして、この学習を通して、

   自分も「まちづくり」に関わってみたい。「まちづくり」で何かできることをした  い。

と児童が思うようになる、これが今回の授業の目的なかったか、と思う。
 つまり、「まちづくり」への参加意欲を促す、「まちづくりに自分も関わりたい」という態度を形成する、「自分も何かできることをやってみよう」という行動化への意欲づけを行う、これが今回の授業の「役目」だったのではないかと、見た。 
 
 ところで、今回の授業で、「まちづくり」についていろいろと考えることができた。 以下に記す。

 「まちづくり」とは、そこに住んでいる人たち・そこのまちに関係している人たちが、「自分たちのまちを、少しでもよりよいまちにしたい」と願って働きかける行為・営みの総体を言う。

   自分たちのまちに「プラスの状況がもたらしたい」。また現状が「プラスの方  向に向くよう働きかけたい」。

こう「願って」、行われる行為・営みが「まちづくり」である。
 さらに言えば、
 
  1 マイナスの状況を、プラスの状況に
  2 マイナスの状態だったものを、プラスの方向に
  3 現状に対し、「プラスの状況」を提供する
  4 マイナスの状況を取り払う・軽減する

こうなるように、様々な面に働きかけていく「行為・営み」を「まちづくり」と言う。
(続く)
    3日(木)  2月17日(水)にある町学校保健研究協議会の「参観授業」は、
「かぜの予防」で授業しようと思っている。
 以下に、「授業の流れ」を記す。(当日まで、もっと練るつもりである。)
 ちなみに、パワーポイントを作ってやろうと思っている。
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 健康学習「かぜをやっつけよう」授業案(予防教育)
                       2005年 2月  徳田 洋広

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 「絵」を見て,「気づいたこと」「思ったこと」を発表する。

発問 これは何の絵でしょう。
 ◇ 風邪を引いている子どもの絵

指示 この絵を見て,「気づいたこと」「思ったこと」を三つ以上考えます。
指示 一つ目これ,二つ目これ,三つ目これと指を折って考えなさい。
 ◇ 二人とも苦しいそうだ。
 ◇ 咳をしている。
 ◇ 熱はあるのかな。

2 「風邪を引いた」経験について発表し合い,「風邪」に関わる内部情報を高  める。

(1)風邪を引いたときの「つらい」経験を発表する。

発問 みなさん,風邪を引いたことがありますか。
指示 ある人?(挙手を求める)
 ◇ 全員が挙手

発問 「風邪を引く」のって,いいもんですか。
 ◇  いや。

@ 体のどこがどうなる?

発問 どうしていやなの?
    「風邪を引くと,どうなるか」教えてくれないかな?
助言 ここに「人間の体」をかいた絵を持ってきたので,これを使って説明しても   いいです。
    黒板に書いてもいいです。
指示 言いたい人からどうぞ。
評価 全部で10個以上出るといいな。

A 「風邪を引いたときの演技」

指示 次,「風邪を引いたときの演技」をしてもらいます。
助言 演技をするときは,そのまねをし,何かをつぶやいたりしてやるといいで    すよ。
指示 では,前で順番にどうぞ。

発問 もう1度聞きます。
    「風邪」っていいもんですか。(いいえ)
    「風邪」を引いてみたいですか。(いいえ)

2 学習内容を予想し,学習のめあてを知る。

発問 今日は,どんなこと勉強すると思う?
指示 近くの人と相談してごらん。
評価 二つ以上思い浮かぶといいな。
 ◇ 風邪はどうやって引くか
 ◇ どうしたら風邪を引きにくいか。

説明 今日は,こんなことを勉強するんだよ。(パワーポイントで明示) 
  
    「かぜのことをよくしり、
      かぜのやっつけかたをしろう」

説明 皆さんにとっては,「かぜ」は敵ですね。
    敵は,やっつけないといけない。自分がやられちゃうからね
    そのためには,まず敵のことをよく知らないといけない。
    すると,敵との戦い方が分かってくる。やっつけ方が分かってくるんだ。
     だから,まず「かぜ」のことをよく知って,その後に,「やっつけ方」を勉     強しよう。

     どうですか。楽しみですか。
     楽しみな人,手をビシッと挙げる。

3 「風邪」のことや「風邪を引くメカニズム」を知る

(1)風邪の犯人は?

説明 さて,先生は風邪を引いてしまいました。(ゴホン,ゴホンと咳をする。)
発問 このとき,体の中に何がいるのかな?
    風邪を引き起こす犯人は誰なのかな?
指示 思い浮かんだ人は,起立?
 ◇ バイ菌
 ◇ かぜのバイ菌

説明 正解は,これです。「かぜウイルス」です。(パワーポイント                                     明示)
指示 一緒に言ってみましょう。サン,ハイ。(「かぜウイルス」)

(2)教室に「風邪」ウイルスはいるか?

説明 さて,今,この教室には風邪を引いている人が誰もいないとしましょう。
     みんな元気,健康だとしましょう。
発問 そのとき,この教室には,「かぜウイルス」はいるでしょうか。
指示 いると思う人は○,いないと思う人は×を書きなさい。
★ 挙手,人数確認。理由の発表。

 「いる」と思う人   ・ いるけど,体の中に入っていないだけ。
             ・ 少しぐらいはいる。
 「いない」と思う人 ・ いたら,風邪を引いてしまう
           
説明 正解は,これです。(パワーポイント明示)
    いるんですよ。
    それもウジャウジャいるんですよ。
    人がたくさん集まっているいるところに特にたくさんいるんですよ。
     いろんなところについていたり,空中にただよっていたりします。
     「かぜウイルス」は,あちこちにいるんです。

(3)「風邪ウイルス」の特徴を知る。

説明 さて,この「かぜウイルス」は敵です。
    その敵のことをよく知りましょう。(パワーポイント明示)

発問 第一問。「性格」です。
   「かぜウイルスは,○○○○○が好き」何でしょう。
★ 予想の発表(起立発言or指名発言)

説明 正解は,「つめたくてかわいた空気が好き」です。 (「冬風邪」の場合)
説明 冬はつめたくて,空気がかわいています。
    日本の冬は「かぜウイルス」が元気に暴れ回る最高の季節です。
    冬に風邪を引く人が多いのは,このためです。

発問 第二問。「特技」です。「得意なこと」です。
    「かぜウイルスは,○○○○○できる。」何でしょう。
★ 予想の発表(起立発言or指名発言)

説明 正解は,「すごいスピードで移動できる」です。
発問 ここで質問。くしゃみをしたときに,「かぜウイルス」がパッと   飛んでいきます。
    そのスピードは,みんなが乗る車より速いでしょうか。
    速いと思う人は○,遅いと思う人は×。
★ 挙手で人数の確認。理由の発表

説明 正解は,「車より速いです。何と新幹線つばめよりも速いのです。くしゃみ   をしたときに飛び出す「かぜウイルス」のスピードは,何と時速290キロも   あるのです。
説明 風邪を引いている人がせきやくしゃみをすると,たくさんのウイルスを含    んだつばがあちこちに飛び散るのです。

発問 第三問と第四問は,簡単に聞きます。
    「かぜウイルス」の大きさは,○○○ぐらい。
説明 正解は,「一万〜三万分の1ミリメートル」
    顕微鏡でも見えにくいほど本当に小さいです。目に見えないけど,君たち   の近くに今もいるのです。

発問 最後の問題。
    「かぜウイルスの仲間は,○○種類以上」 *調べる
説明 正解は,「200種類以上」
   たくさんの仲間の中で一番悪さをするのが,インフルエンザです。
   インフルエンザにもいろいろな種類がいます。

(4)「かぜウイルスは,体のどこから入って、体の中でどんな悪さをするか」

説明 では,「かぜウイルスは,体のどこから入って,体の中でどういう悪さをす  る」のでしょう。
発問 体のどこから入ると思う?
指示 みんな先生のところに来て,先生の体を使って説明してみて?
    できたら理由まで言ってみて。
 ◇ 鼻,口,耳,目,その他(お尻の穴)

説明 正解は,これです。
    口や鼻から入っていきます。
    そして,のどの細胞にくっつきます。

発問 ここで質問。「かぜウイルス」がのどの細胞にくっついたとき、もう風邪を   引いてしまったんでしょうか。
指示 引いてしまったと思う人は○,まだだと思う人は×。
★ 挙手による人数確認。理由の発表。

説明 正解は,「まだ」です。

説明 その後,細胞の中に入っていき,仲間を増やします。1個の「かぜウイルス」から10000個まで増えていきます。
発問 そこで質問。「かぜウイルス」がものすごく増えたとき,もう風邪を引いて   しまったんでしょうか。
指示 引いてしまったと思う人は○,まだだと思う人は×。
★ 挙手による人数確認。理由の発表。

説明 正解は,「まだ」です。

説明 たくさんに増えた「かぜウイルス」は,あることを始めます。
   それは,これです。「暴れまわって,次々とのどの細胞を壊していきます。」
発問 そこで質問。「かぜウイルス」がものすごく増えたとき,もう風邪を引いてしまったんでしょうか。
指示 引いてしまったと思う人は○,まだだと思う人は×。
★ 挙手による人数確認。理由の発表。

説明 正解は○です。
   このとき,風邪のいろんな症状が現われます。
    1 のどがいたい。
    2 せきが出る。鼻水が出る。
    3 熱が出る。
    4 頭がいたい。
    5 おなかがいたい。
    6 げりになる。
  などです。

説明 そして,みんなは「苦しい思い」をするのですね。
発問 みんなは,こんな思いをしてみたいですか。
★ 全員に指名して聞いてみる。

4 風邪の予防の仕方について考える

(1)風邪の予防にいいことは,何か?

説明 だから,必要なことは,風邪を引かない工夫ですね。
    もし引いてしまったら,それ以上悪くしない工夫ですね。
    これを「かぜ予防」と言います。
   一緒に言ってみましょう。(「かぜ予防」!)
説明 次に「かぜの予防」の仕方について勉強してみましょう。

発問 かぜを予防するために,かぜを引かないようにするために,「こんなことし   たらいいよ」っていうこと知っているかな?
指示 ノートに,@こういうこと,Aこういうこと・・・と番号を打って書きなさい。
評価 三つ書けたら合格です。

指示 近くの人と相談して,書き加えてください。

★ 列指名→板書。

 【かぜ予防の仕方】
  1 手あらい
  2 うがい
  3 * どうしてこれがいいか知っていますか?
  4
  5
  6
  7

(2)効き目のある「うがい」「手洗い」の仕方

発問 この中で,どうして「うがい」がかぜ予防にいいのか知っている人います   か?
    黒板に書いて説明できる人いますか?(教師がのどの絵をかく。)

指示 では見てみましょう。(パワーポイント)

説明 このように,「うがい」をすると,のどにへばりついている「か   ぜウイルス」を洗い流してくれたり,やっつけてくれたりするの   です。

説明 今からあるうがいの仕方を見せます。(パワーポイント)
発問 このうがいの仕方はいいでしょうか。
   いいと思う人は○,だめだと思う人は×を書きなさい。

★ 挙手による人数確認。理由の発表。

説明 では,正しいうがいの仕方を見てみましょう。(パワーポイント)

  1 顔を上に向ける。
  2 口の中で5回くらいガラガラと音を出してはき出す。
  3 これを2回くりかえす。

説明 ところで,昭和大学のえらい先生が,次のように言っています。

    「○○○でうがいをするのが1番いい」と言っています。何でしょうね。

★ 自由起立発言or指名発言

説明 正解はこれです。「お茶うがい」です。
    「お茶でうがいをするのが1番いい」と言っています。

指示 では,これを見てみましょう。(パワーポイント)

*「あるある大辞典」資料

(3)正しい「うがい」の練習をする。

★ @ 三つの手順を確認する。
  A まず各自がする。
  B 一人ずつさせ,評価・評定する。

(4)正しい「手洗い」の仕方

  @ せっけん・消毒剤などを使って,すみずみまで洗う。
  A 水で洗い流す。
  B せいけつなタオルやハンカチでしっかりふく。

   * 洗い残しが多いところ
    ・ 手の甲,指先,指と指の間,つめの間

(5)いつ「うがい」「手洗い」をしたらいいか。
       うがい              手洗い
       @ 家へ帰ったとき 手洗い  @ 遊んだあと
       A 外で遊んだあと       A 食事の前
       B そうじのあと         B トイレのあと
                          C きたないものにさわったあと
    2日(水)  例えば、10時間かけて「酒井式による絵」を完成させたとしよう。それも「上手な絵」に仕上がったとしよう。
 このとき、子どもたちは、「上手な絵が完成した」ということだけを体験するのではない。
 「絵を仕上げ、上手な絵が完成させる」までに、子どもたちは、様々なことを「学び」、「体験している」のである。
(実は、これに関係したことを宇佐美氏が著作の中で述べており、それを引用しようと思ったが、知人に貸し今手元にないので、上に書いた程度にとどめておく。)

 本日「学級だより」が完成した。これに類したことを書いたので、以下に掲載する。

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 「いもほりの絵」が完成しました


◇ 以前からご紹介している「いもほりの絵」が完成しました。

   

   次のところをかいて,完成となりました。
  
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    1 いもの「つる」と「葉っぱ」
    2 後ろのバック
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   一つ一つ「描き方」を,見本を示しながら教えていきました。例えば,次のようにです。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜     いもの「つる」を描きます。
    このように,「かたつむりの線」で,グニャグニャになるように描いていき    ます。
    いものはじっこから描き始めます。
    ゆっくりゆっくりクレヨンを動かしていきます。

    一つ目のいものつる。ヨーイ,スタート!(子どもたち描き始める。)

    * このように,同時にスタートさせ,全員が一つ目の「つる」を書き終わ      ってから,二つ目、三つ目・・・と描かせていきました。
    * 子どもたちが「描いている」最中,教師は一人一人の子どもに助言・      評価をします。
      「そこの描き方いいね!」「そのグニャグニャいい!」「いい作品がで      きそうだ」とか,
      「そこから紙のはじっこまで描いていってごらん。」「もう少しクレヨンの      下を持ってごらん。そうすると,もっと上手な線になるよ。」とか言いな     がらです。
    * 「つる」が描き終わったら,今度は「色のつけ方」を教えていきます。
      この場合も,教師が見本を示しながら教えていきます。
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◇ 完成後,「記念撮影」をしました。場所は,玄関近くです。
  子どもたちの「堂々とした」「迫力のある」絵を別紙に掲載しました。ご覧くだ さい。

◇ なお,この絵を仕上げるまでに,子どもたちは様々なことを「学び」,「体験し た」ことになります。
  次の通りです。
  
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   1 「上手な絵」を描くための線の描き方
       →@「かたつむりの線」でゆっくり描く。
   2 「上手な絵」を描くための色のつけ方
       →@「やさしく,なでる」ように色をつけていく。ゆっくりゆっくり,じっく          りじっくり色をつけていく。
         A「線にさわらない」ように,色をつけていく。
   3 「上手な絵」を描くための,描き方・順番
       →@ 一つの部分を丁寧に描き,それが終わったら,その隣の部分          を丁寧に描いていく。
          (例:鼻→上唇・下唇→右目・左目→まゆ毛 )
   4 「丁寧にやる・作業する」体験とその大切さ
   5 仕上げに向けて,「集中力する・やり続ける」体験とその大切さ
   6 「最後までやり終える」体験と大切さ
   7 1〜6までの活動や体験を通して得た「成功体験」や,学習後の「知的    成就感・満足感」
   8 「絵が上手になった」「上手に○○ができるようになった」という「成長・    進歩」への自覚
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◇ たかが絵ですが,子どもたちは,「絵の仕上げる行為」の中で、これだけた くさんのことを「学び」、「体験」することになるのです。
  このような「貴重な体験」と「学び」の場を保障してくれるのが「酒井式描画  指導法」です。
  そうだからこそ,新しいクラスを受け持つたびに,私はこの「絵の描き方」を  教えています。
◇ これからも,絵に限らず,子どもたちには,「成功体験」と「進歩・上達」を保 障する場を,そして,「知的成就感・満足感」を感じ、「自分に自信を持つ」「や る気を引き起こす」場を設けていき たいと思います。
    1日(火)  本日、全校朝会の日。
 「学校長の話」の後、次のことを話そうと思っていた。

    「くずれ」

 生徒指導担当者としての話である。
 次のように始まる予定だった。

  1 「くずれる」という言葉があります。
    くずれるものには、どんなものがあるかな?
    「○○がくずれる」と、くずれるものをたくさん思い浮かべて
   みよう。

  2 発表してもらいます。
   ◇ がけがくずれる。
   ◇ 砂の山がくずれる。
   ◇ 調子がくずれる
   ◇ ペースがくずれる。
   ◇ 天気がくずれる。

  3 「くずれる」とは、「できあがっていたものが、こわれる」とか「ちゃんとして   いたものが、悪くなる」とか「しっかりしていたのに、おかしくなる」とかいう    意味があります。

  4 先生は、最近次のものが「くずれてきたなあ」と思っています。

     掃除始まりのダッシュ
     廊下歩行

  5 2学期、みなさんに「掃除始まり」の話をしましたね。
    「『そうじはじまり5分前』の放送がなったら、すぐに掃除場所に移動する   のがいいんだ」、みなさんはこう答えましたね。
    そう確認をしたその日の昼休み、みなさんの「動き」は大変素晴らしいも   のでした。
    「そうじはじまり5分前」の放送がなった瞬間、さっと動き、さっとそうじ場    所に移動しました。
    「これは、すごい!」と思いました。

    ところがです。
    最近はどうか。
    ある日の昼休みです。
    
    放送がなりました。まだ遊んでいる人がいます。
    1分たちました。最初やっていた遊びはやめたものの、まだ校庭でブラブ   ラしている人がいます。
    2分たちました。まだ掃除場所に向かおうとしません。
    3分たちました。まだ校庭にいます。
    その間、先生はじいっと校庭にいる人たちを見ていました。
    そして、やっとその中の一人が先生が見ていることに気づき、みんなに    声かけをして、ようやく掃除場所へと向かいました。
    放送がなってから、やがて4分近くがたっています。
    そこで、先生は思いました。
    
     「最近、そうじ始まりがくずれてきたなあ」

   と。

  6  廊下歩行もおんなじです。
     もう1度言います。
    
     「くずれる」とは、「できあがっていたものが、こわれる」とか「ちゃんとし    ていたものが、悪くなる」とか「しっかりしていたのに、おかしくなる」とか     いう意味です。

  7 「『くずれた』生活をしていき、どんどんダメになって悪くなっていく学校生   活を選ぶか」、それとも「このままじゃダメだ!と思って、しっかりやらなくち   ゃいけないところはしっかりやる、そうしてピシッとするところはピシッとして   いく学校生活の方を選ぶか」、これは君たちの行動次第です。

  8 「まあいいか」と思ってくずれていくか、「ここはしっかりやろう」と思ってピ   シッとしていくか、これからみなさんの様子を見てみたいと思います。

 ★ 一人を指名し、次のように聞く。

   ちなみに、○○君は、どっちを選ぶ?
   * おそらく「ここはしっかりやろう」を選ぶであろう。

   答えてもらった後、最後に言う。

  9 以上で終わります。

 
 ちなみに、上の話は時間がなかったので、しなかった。
 次の朝会・集会ででも話そうと思う。
 学校長の話を聞きながら、組み立てた話であった。 
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